近年、シニア世代からの人気が高まりつつあるフィリピン留学。
最適な学校の選び方は、年代によって違いがあります。
若者から支持されている学校がシニアにも適しているかというと、決してそんなことはありません。
年代によって、留学に求めることが違ってきます。
では、どんな学校をシニアの方は選ぶべきなのか?
そこで今回は、フィリピンでシニアが選ぶべき学校の条件についてお話します。
日本人の正規職員が常駐している
ここでのポイントは、「正規職員」という言葉です。
日本人を受け入れている語学学校では、日本人のスタッフが常駐していることがほとんどです。
しかし、学校によっては、学生インターンが中心となり、学生対応を行っているところもあります。
学生インターンは、3ヶ月や半年間程の短期で学校の運営をサポートをするスタッフです。
学生インターンが悪いとは言いません。
短期間でも責任を持って、ちゃんと学生対応をしてくれる人もいます。
しかし、そういった人でも長く働く訳ではないので、仕事に慣れてきた頃に辞めてしまいます。
そしてまた新しい学生インターンを雇うという流れになると、自ずと学生対応の質が不安定になります。
留学するタイミングによっては、不慣れなスタッフに対応してもらうことになります。
同じ留学費用を払っていても、生徒対応に当たり外れが生まれます。
その点、日本人の正規職員がいる学校は違います。
学生対応だけでなく、勉強の相談や現地での生活サポートも手厚いです。
万が一の滞在中のトラブルもスムーズに対応してくれます。
異国の地での、頼れる安心感が違います。
そういった点から、日本人の正規職員が常駐していることは、安心して留学生活を送るための重要な要素となります。
食事が日本人向けに作られている
フィリピン留学で提供される食事は、フィリピン料理が中心だったり、韓国人経営の学校の場合、韓国料理が出されるようなところが多いです。
フィリピン料理は一般的に油っこく塩辛い味付けのため、健康を気にするシニア世代には毎日食事するには厳しいです。
実際に留学する方の中には、揚げ物の衣をわざわざ外して食べたり、自分で食べ物を購入して過ごす方もいらっしゃいます。
また、韓国料理の場合、辛いものが苦手な人には苦痛です。
刺激の強いものを食べて、お腹を壊す人もいるのでやはりシニアの方には向かない食事です。
日本人経営の学校では、定期的に日本食が提供されたり、現地の食事を日本人の好みに合うように配慮しています。
ホームページで必ず、食事の内容をチェックしておきましょう。
他にもSchoolWithなどのフィリピン留学の口コミサイトで食事のレビューを参考にしても良いと思います。
部屋の設備にこだわる
フィリピン留学といえど、なるべく日本の生活に近い快適な暮らしを求めるのがシニア世代。
そこで快適なお部屋かどうかを見極めるポイントを3つ教えます。
シャワー
フィリピンでは、基本的にお風呂に入る場合、シャワーになります。
そこで問題になるのが、シャワーの「水圧」と「温度」。
学校によっては、シャワーの水圧が弱くてちょろちょろとしかお湯が出なかったり、お湯の温度が低かったりします。
当然、日本のシャワーと比較すると劣っています。
こればかりは途上国のフィリピンでは仕方ありません。
それでも学校による水圧・水温の違いはあります。
こちらに関しては、学校に直接問い合せて確認するのが一番です。
大げさに聞こえるかもしれませんが、毎日ぬるい水圧の弱いシャワーを浴びるのはストレスです。
毎日の生活のことなので、事前に確認しておきましょう。
エアコン
日本でエアコンというと、壁掛けタイプのエアコンが一般的です。
ですが、フィリピンではそういった設備を整えている学校は少数です。
フィリピンでは、窓に取付けるタイプのウィンドウエアコンが主流です。
音がうるさく、寝るときに運転音が気になることがあります。
また温度調節が難しいため、室内が寒くなりすぎたりします。
ベッド
学校によっては、コストカットやスペース確保のため、ベットのサイズが通常より小さくしているところがあります。
そういった環境では、体を休めるはずの場所がかえって疲れてしまいます。
細かいところですが、こちらもホームページ等でチェックしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
シニアの方が選ぶべき学校の条件は、以下の3つです。
「日本人の正規職員が常駐している」
「食事が日本人向けに作られている」
「部屋の設備にこだわる」
生活環境の充実がシニア留学を成功させるキーポイントです。
ぜひ学校選びの参考にしてみてください。