留学を考えている人がよく悩むのが、留学期間。
一体、どれくらいの期間で自分が到達したいゴールにいけるのか?
必要な留学期間は、現在の自分の英語力と目指すゴールによって大きく異なります。
そこで今回は、留学される方に多い英語初心者(英語で挨拶が言えるくらい)という設定で話を進めていきます。
留学期間を明確にして、留学費用や航空チケットを準備しましょう。
そもそも短期留学は意味があるのか?
フィリピン留学と言えば、1週間から留学ができる手軽さが魅力です。
ですが、その短い期間で何が得られるのか…
強いて言うなら、楽しい思い出くらい。
全くの英語初心者が1週間留学しても、劇的な変化は期待できません。
しかし、英語を話す楽しさに触れて、これから英語を頑張って勉強しようというきっかけにはなります。
英語を上達させる上で、もっと話せるようになりたいと思う気持ちは大事です。
それが勉強を継続する原動力になります。
フィリピン留学を試してみたい方には、短期留学でも十分です。
1ヶ月留学(4週間)
授業では、中学生レベルの基本的な文法を習ったり、単語を身に付けていきます。
モチベーションが高く、必死になって勉強に取り組むのですが、それほど入学前との成長は感じられないと思います。
アレ?もう終わりなの?という気持ちで学校を去ることになります。
なので物足りないと感じる人の中には、2回目の留学を検討する人もいます。
4週間で少しは話せるようになるだろう、ワーキングホリデー前にちょっと英語に慣れておきたいと期待するのは、甘い考えです。
現実とのギャップにガッカリすることになります。
ですが、英語を話す点に関しては、抵抗がなくなります。
まだまだ英語学習のスタート地点です。
2ヶ月留学(8週間)
フィリピンでの生活に慣れてくるのがこの頃。
生活や勉強のペースが安定してきます。
英語力の面では、自分がよく使う表現がスラスラと言えるようになり、授業中にも余裕が生まれてきます。
シチュエーションに対応した会話は出来るようになります。
ただ、受け答えはまだまだスムーズとはいきません。
自分のアイデアがあっても、英語にどうやって変換すればいいのわからないもどかしさにぶち当たります。
海外旅行や英語学習が趣味の人には、この期間でも満足できると思います。
3ヶ月留学(12週間)
一通りの日常会話が学べるのがこの期間。
英語の基礎がしっかりとし、流暢とまでは行きませんが、自分の頭で考えて言いたいことを表現することが出来きます。
ここまで来ると会話も楽しくなってきます。
コミュニケーションが自然に取れるようになり、生活に必要な日常会話力もある程度習得できています。
英語初心者で日常会話を学びたい方の理想的な期間は、ズバリ3ヶ月!
ひとつ注意点
3ヶ月留学して帰国する生徒の中には、もっとペラペラに話せると思っていたけど、そんなに上達しなかったと肩を落とす人もいます。
それは日常会話が話せるレベルになるという意味を「日本語で話していることが英語で話せる」と考えているからです。
そのレベルまでたどり着こうと思っている場合、3ヶ月では期間が短すぎます。
英語を自分の言葉にしていくには、アウトプットしていく時間が圧倒的に必要です。
なので、日本に帰国してもオンライン英会話で継続したり、二カ国留学をしてさらに自分の英語をブラッシュアップするなどして英語と向き合う時間を作りましょう。
番外編
長期留学は、気持ちがダレてくるとよく言います。
私の場合、そのようなことはなかったですが、いつも同じ環境にあったので話す会話に代わり映えがなく、会話力が右肩上がりにずっと伸びたという実感はなかったです。
それなら途中で、TOEICやIELTSなどのテスト対策を通して英語力をブラッシュアップしたり、3ヶ月で留学を切り上げて海外のカレッジで学んだり、英語が使える仕事を見つけたりと実践的な場で過ごしたほうが良かったと感じます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
英語初心者が生活に必要な最低限の日常会話を身に付けるには、3ヶ月は必要というのが今まで学校スタッフとして卒業する学生を見てきた感想です。
例えば、これが現役の大学生でまだ受験英語が頭に入っていたり、日本で文法や単語をある程度詰め込んできて後はどんどんアウトプットしていくだけの場合には、この期間は短縮できます。
期間を選ぶ際は、自分の今の英語力と目標とするゴールを明確にしてから決めるようにしましょう。