【フィリピン料理】ローカルスイーツのギナタアン・ビロビロを作ってみた

フィリピングルメ情報

友人塾は、暮らしながら学ぶホームステイ型の学校です。
滞在中には、フィリピンの食文化に触れる機会もあります。

今回、フィリピンの伝統スイーツ「ギナタアン・ビロビロ」を生徒と一緒に作りました。

素朴でやさしい味の日本人も大好きなスイーツです。

庭にコンロを設置して、緑に囲まれながら調理した様子をお伝えします。

ギナタアン・ビロビロとは?

フィリピン料理 ギナタアン・ビロビロ

何かの呪文ですか?
と言いたくなりますが、ちゃんとした料理の名前です。

ビームが出る訳ではありません。

「ギナタアン」とはフィリピンの言葉で「ココナッツミルクで調理された料理」を指します。

フィリピン料理ではココナッツミルクを使用した料理が数多くあります。
友人塾でもギナタアン系の料理を出すこともあります。

こうしたココナッツミルクを使った料理には、ギナタアンの名前がつきます。

「ビロビロ」とは、お団子のことを言います。
日本でいう白玉のことをこちらではビロビロと呼びます。

つまり、ギナタアン・ビロビロとは、フィリピンのおしること言ってもいいでしょう。

ギナタアン・ビロビロの作り方

白玉粉 お団子 

まず、白玉粉でビロビロをたくさん作っていきます。

団子 料理

ビロビロを作るときの大きさは、だいたい100円玉くらいが理想です。

あまり小さくても食べた時の食感が物足りないし、大きすぎても他の具材と合わさった時に主張しすぎます。

簡単な作業に見えますが、同じ大きさを作るのが意外と難しい…

ビロビロ 完成

丸い形にこだわらず、サイコロ型や赤血球型も作ってみました。笑

具材 準備

続いて、具材をカットしていきます。
具沢山派の友人塾では、様々な具材を用意しました。

具材 用意

左の黄緑のボウルから時計回りに

・カサバ
・サゴ
・バナナ
・カモテ
・ウベ

カサバ、カモテ、ウベの3つはイモの仲間です。
同じイモ類ですが、食感や風味が異なります。

サゴは、サゴヤシから出来たタピオカより少しハードな食感のものです。
煮込んでも形が残ります。

ブコ 剥く

そして、忘れてはいけないのがブコ。
ブコとは、ココナッツの実です。

ブコジュース ココナッツ
フィリピンでは、ココナッツの実を割ったブコジュースが飲まれています。
色は半透明で、ほんのり甘いです。

市場やショッピングモール内等、どこでも売られています。

今回は、その実の内側の白い部分を削って使います。
シャキっとした食物繊維の食感を加えるためです。

ブコ 剥く

このブコですが、外側もそうですが内側の白い部分も硬いです。


こちらは、キッチン担当のクリスティンからレクチャーを受ける様子。

これが難しい&力仕事。
彼女は慣れた手つきでヒョイヒョイと剥いていきますが、私たちがやるとブコの内側の白い繊維が短く切れてしまいます。

長時間やると腕がぷるぷるに…

具材 投入

具材の準備が出来たら、硬いものから順番に沸騰した鍋に入れていきます。

入れる順番は以下の通りです。

・カサバ
・カモテ
・ウベ
・ブコ
・白玉
・バナナ
・サゴ

ココナッツパウダー 味

そして、味の決め手がココナッツパウダーとブラウンシュガー。

分量はお好みで。
ブラウンシュガーは味見しながら加えてください。

私たちは甘さ控えめで作りましたが、それでもそれなりに砂糖を使用しました。

ギナタアンビロビロ フィリピン料理

全ての具材に火が通れば、完成!

イモ類のおかげで、ややとろみのあるスープに仕上がっています。
時間が経つとさらにイモが溶けて、とろみが増します。

ほんのり香るココナッツが食欲をそそります。

熱々も美味しいですが、冷まして食べてもGOOD。
あえて、冷蔵庫で冷やすという人もいます。

全ての作業時間は、約1時間。
友人塾特製の具がたっぷりのギナタアン・ビロビロが出来上がりました。

【ギナタアンとの相性抜群】カモテキューの作り方

カモテ 大学芋

カモテキューもフィリピンを代表するお菓子のひとつです。
日本の大学芋とよく似ています。

こちらも合わせて、今回作りました。

カモテ フィリピン料理
作り方は、とっても簡単。

カモテを厚めにカットします。
輪切りでもOK!

厚めにカットするのがポイントです。
食べた時のイモのホクホク感が楽しめます。

薄めにひいた油でカモテを揚げていきます。
表面がほんのりキツネ色に変化してきたら、揚げた状態でブラウンシュガーを上からかけます。

焦げるのではと心配になりますが、ご安心を。

マメに全体に火が通るよう、かき混ぜることでブラウンシュガーが少しずつ溶けて、カモテに絡みます。

こんがり表面に色が付いたら完成です!

ギナタアン・ビロビロと一緒に食べると幸福感が増します。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、生徒と一緒にフィリピン料理の「ギナタアン・ビロビロ」を作りました。
こうして作りながら英語に触れるのも、暮らしながら学ぶ友人塾ならでは。

自然とフィリピンの食文化に触れることもできます。
そういった体験も友人塾では、可能です。

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