フィリピン留学で学校を選ぶときに、ひとつのポイントになるのが、学校の規模。
生徒が50人未満の小規模な学校もあれば、200人超の大規模な学校もあります。
学校の規模によって、一体どのような違いがあるのか。
今回は、学校の規模によるメリットとデメリットを挙げて、違いを説明したいと思います。
大規模の学校のメリット
設備が整っている
大規模な学校の場合、ホテルを学校の寮として使用しているケースが多く、プールやジムが併設されています。
そのため、留学中でも運動不足を解消したり、気軽に気分転換ができます。
また施設内には売店もあるため、外に出かける必要のない環境で、建物の中だけでも十分に生活することが可能です。
外へ出掛けたくないという人でも、学校内だけで快適に過ごすことができます。
グループクラスのレベルが細分化できる
通常、グループクラスは英語力が同じくらいのメンバーで構成されています。
大規模な学校は生徒数が多いため、グループクラスのレベルの細分化しやすく、参加メンバーの英語力の差がなく均一になっています。
そのため、英語力の高いクラスに入れられて、全く授業についていけなかったり、逆に低いクラスに入れられて授業が退屈に感じてしまう心配がありません。
相互に刺激し合いながら、それぞれの考え方や英語の表現を吸収することができます。
大規模の学校のデメリット
講師の質に差がある
フィリピン留学の繁忙期にあたる8、9月と2、3月は生徒数が最も多い時期で、講師の数も臨時採用により急激に増加します。
雇われたばかりの講師は十分なトレーニングもないまま生徒の前に立つこともあります。
また臨時講師の場合、講師のモチベーションは低い傾向にあります。
フィリピン留学が初めてで、臨時採用の講師が担当になった場合、フィリピン人講師の質が低くてもそもそもの基準がわからないのでこんなものかと思ってしまうかもしれません。
しかし実際は、正規講師の授業と比較すると明らかな差があります。
同じ金額を払っているのに、講師によって当たり外れがあるのは非常に残念な点といえます。
小規模の学校のメリット
柔軟な対応ができる
小規模の学校では、ひとりひとりのニーズに合わせやすい体制があります。
例えば、学校の入学日。
大規模な学校では、入学日を土曜日もしくは日曜日に指定していたり、団体のピックアップを2週間に一度と決めているケースが多いです。
しかし、小規模の学校ではそういった指定をしているところは少なく、指定があったとしても対応してくれるところもあります。
また運営サイドと生徒の距離が近いため、個人的な要望や相談にもスムーズに対応してくれます。
そういった点で留学中の安心度が違います。
手厚いサポートを希望する場合は、生徒の管理が行き届いた小規模な学校がおすすめです。
アットホームで人との距離が近い
学校で働くスタッフや講師、さらには経営者との距離が近く、全体的に一体感があります。
新入生でも環境に溶け込みやすく、ひとりひとりと濃い時間を過ごせます。
食事をみんなで食べたり、週末は一緒に出かけたりと濃い時間を共有することができます。
まさに、ひとつの大家族といった感覚。
小規模の学校のデメリット
グループクラスの構成が難しい
小規模の学校の中には、生徒が10人程というところもあるので、グループクラスのレベルと参加人数のバランスをとるのが困難な場合があります。
極端な例でいうと、グループクラスなのにレベル別のため、参加者が1人か2人だったりします。
そういった場合には、学校のスタッフが授業に参加して調整しているところもあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
学校の規模によって、学校の雰囲気も大きく異なります。
規模が小さければ小さいほど、アットホーム感は増します。
大規模の学校は、毎週のように生徒の出入りがあるため、入れ替わりが激しいです。
その分、グループクラスのメンバーやルームメイトが変わるので、新鮮味はあります。
以上、学校の規模による特徴も含めて、学校選びの参考にしてみてください。