フィリピン留学に行けば、英語が話せるようになると期待していませんか?
残念ながら、あまり英語が上達せず、そのまま帰国してしまうという人も中にはいます。
なぜ、そのようなことが起きてしまうのでしょう。
そこにはいくつかの共通点があります。
今回は、フィリピン留学に来たにも関わらず、英語が上達しない人の3つの理由を教えます。
予習・復習をしない
授業を受ければ、それだけで英語が話せるようになると思っていませんか?
もしそう考えているのであれば、その考えは甘いです。
一度の授業でその内容を覚え、身に付けることは不可能に近いです。
考えてみてください。
日本の学校で行われる授業をそのときに全て覚えていますか?
皆さん、テスト前になると必死に勉強しますよね。
それは、学んだことをしっかり脳に定着させるためです。
つまり、習ったことを記憶として定着させるためには、授業内で行ったことを「復習」する必要があるのです。
また、授業で学ぶ内容を事前に把握したり、わからない部分を調べる「予習」をしておくと授業での理解がより深まります。
予習・復習ができない要因
英語上達に欠かせない予習・復習を怠る原因は、主に2つです。
1日に授業が8時間以上ある
マンツーマンやグループ授業を合わせて、8時間以上とっている場合、それぞれの授業をに対する予習・復習のための必要な時間を確保することが困難です。
なぜなら、1時間の授業につき1時間の予習と復習の時間が必要と言われているからです。
そう考えると、8時間授業+8時間予習と復習=16時間勉強/日ということになります。
現実的にそれをこなすのは厳しいといえるでしょう。
授業時間数だけに惑わされて、勉強をした気になって、蓋を開けるとあまり身になっていないことはよくあります。
英語を学ぶモチベーションが低い
留学での生活の慣れや授業のマンネリ化で勉強を怠けてしまったり、勉強そっちのけで遊びに熱中してしまう人がいます。
そういった人は、授業外ではほとんど勉強せず、時間があってもラクな方へ逃げてしまいます。
自分が何のために留学に来ているのか、一度初心に戻って考えましょう。
英語を積極的に話さない
フィリピン留学の強みは、なんと言ってもアウトプット中心の話して学ぶスタイルです。
そんな中、文法の間違いを恐れて英語で話すことを躊躇したり、人前で話すのが恥ずかしいという理由で積極的に話せないという人がいます。
厳しいようですが、内気な性格や完璧主義で失敗を恐れることは、英語を上達させたいと思うあなたの足を引っぱります。
本気で英語を話せるようになりたいのであれば、自分の性格を変えましょう。
自分の意見をしっかりと主張する人の仮面を被るのです。
英語はスポーツと同じで、本を読んでルールやコツを覚えたからといって上手くなる訳ではありません。
実際に動く(話す)ことでスキルが身に付くのです。
英語をあまり話さないということは、動かずにサッカーを上手くなろうとするようなもの。
とにかく、たくさん英語を話すことが英語上達の近道です。
学んだこと・覚えたことを実践の場で使わない
新しくいろんなことを授業で学んでも、英語が上達していると実感できないという人がいます。
それは、いつまでも使い慣れた単語や言い回しを使っているからです。
いくら知識が増え、文法を理解していても実践の場で使えなければ、それは習得したとは言えません。
どういったシチュエーションでその単語や文法が使われるのかを考えて、実際に使うことが重要なのです。
新しく覚えたことは、意識をして日常生活や授業の中で使うようにしましょう。
最初は使い方が合っているのか不安だったり、違和感があったりしますが、3回くらい会話中で使うと不思議と自分のものになっています。
もし使い方が間違っていれば、先生にその場で訂正してもらえるので、正しい使い方を覚えられます。
私が留学していた時には、「今日の授業では、この単語と文法を絶対に使う」とあらかじめ決めて、強引に会話にねじ込んで使っていました。
実際に、それが相手に伝わると嬉しいです。
そしてまた勉強の励みになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
留学すれば、英語が伸びるというのは、思い込みに過ぎません。
英語を上達させるのには、勉強の予習・復習をする地道な努力、英語を話す積極性や学んだことを実践する姿勢が必要不可欠です。
これらを意識することで、英語の上達度は全く変わります。