ターラックは観光地でも何でもなく、のどかな田舎街です。
中心地から外れるとそこは田んぼとサトウキビの広がる平地が広がっています。
そんなターラックにも、一見の価値と言えるスポットがいくつかあります。
そこで今回は、一度は訪ねておきたい素敵な場所を2つご紹介します。
絶景が楽しめるモナステリオ
モナステリオは山の頂上にあるイエスキリストの白い巨大像があることで知られています。
またそこから見える景色は絶景で、天気の良い日は遠くまで見渡せます。
友人塾からモナステリオまでは車で約1時間半。
インターンシップで来ている学生と一緒に行ったので、今回は学校の車2台で行きました。
平地を抜けて、急な勾配をどんどん進んでいきます。
すると突然、チラッとモナステリオの白い像が見えてきます。
そして、到着。
こちらはモナステリオの敷地内にある教会。
まだ建てられて間もないため非常に綺麗です。
内装はとてもゴージャス。
柵の向こう側にあるキリストの像の下にある金色の箱の中には、キリストが実際に十字架に磔(はりつけ)にされたときの木片が入っているそうです。
それって本当?と疑いたくなりますが、
友人塾ファミリーのテリーが目を見開いて「マジだよ!」と言っていたので一応信用しますか。
教会の椅子を見ると、気になることがあります。
それは祈りを捧げるときに膝をつくための椅子があるということ。
一見、足を置くためのものかな?と思いがちですが、
膝が痛くならないように祈りを捧げるときにはこのように使います。
学生も何やら祈りを捧げています。
「無事、単位が取得できますように…」
そしてお待ちかねのイエスキリストの巨大像とご対面。
すでに移動の時点で立派な白い背中が見えています。
近くで見るとこの通り!
高さは約9mあります。
写真に収めるのが一苦労。
また像の目の前には、ずっと眺めていたくなる世界が広がっています。
営業時間 7:00AM~6:00PM
死の行進の慰霊地キャパス・ナショナル・シュライン
キャパス・ナショナル・シュラインはフィリピン政府によって建てられた慰霊碑です。
バターン死の行進に参加し亡くなったフィリピン、アメリカの軍人やそこに巻き込まれた一般人のための作られました。
第二次世界大戦中、フィリピン・バターンでは日本軍が侵略を行っていました。
3ヶ月に及ぶ戦いに負けたアメリカとフィリピンは、日本軍の捕虜となりました。
そしてバターンからキャパスにある囚人収容施設まで100kmに及ぶ道のりを十分な食事や水が与えられず、炎天下の中、移動が行われました。
そのときの様子を「Bataan Death March」、「死の行進」と呼んでいます。
この話を聞いた学生は、とても複雑な表情をしていました。
日本の歴史の授業ではあまり触れられていない部分です。
慰霊碑に刻まれた死の行進で亡くなった人の数。
この記録には、いろんな諸説があります。
収容所にたどり着いいた人の数。
この数字を見てるだけで胸が苦しくなります。
記念碑の中心には高さ70mのオベリスクがそびえ立ちます。
人と比較するとこの通り。
オベリスクの周りには、死の行進で亡くなった方の名前や所属していた部隊などを記した石碑が並んでいます。
自分の家族の名前を探しに訪れる方もいるそうです。
慰霊碑の敷地内は、みどり豊かでたくさんの木があります。
実はその木の数は、死の行進で亡くなった方の数だけ植えられています。
いろいろと感慨深い。
ここに来た記念にと、最後に一文字で大学名を表現して撮影しました。
皆さん、わかりますか?
学生 10peso
外国人 40peso
営業時間 6:00AM~5:00PM
ケーキとピザが美味しい「Bean on me」
すこしお腹がへったので、
友人塾への帰りにターラックでおすすめのカフェ「Bean on me」に立ち寄りました。
もちろんコーヒーも美味しいですが、
ここでのイチオシメニューはケーキとピザ。
ケーキの一番人気は、レモンケーキとイエマケーキです。
ここのケーキは、フィリピンでは珍しく基本的にどれも上品な甘さです。
男子はピザを二枚オーダーしました。
こちらのピザは特徴的で生地がすごく薄くてクリスピーです。
パリパリな食感が好きな方にはぴったり!
長方形型のピザは、食べやすいように四角くカットしてくれています。
ケーキは1カット150ペソ程。
ピザは一枚2~4人前で300ペソ程です。
定休日 なし
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、ターラックの魅力的なスポットを巡る旅でした。
現地の歴史に触れたり、教会へ行って宗教に触れることはフィリピンへの関心を深めるきっかけになります。
帰国した学生達へのアンケートにも歴史や宗教に触れられたことは、印象深く残っているとコメントしていました。
そんな機会を友人塾では多くの方に提供したいと考えています。