フィリピン留学では、勉強だけでなく、積極的に外へ出掛けることも留学の醍醐味です。
しかし、つい日本にいるような感覚で過ごしてしまうと、外出先でその隙を狙われたります。
特に多いトラブルが盗難です。
そこで今回は、盗難にあった実際の例とその後の対処法をご紹介します。
盗難にあった例
スマートフォンが盗まれる
留学中に盗難に遭うトラブルで最も狙われやすいのがスマートフォンです。
盗難に遭った時の状況は、以下の通り。
スマートフォンをポケットに入れていたら、いつの間にかなくなっていた
人ごみの多いところで写真を撮影していたら、急にスマートフォンを奪われた
音楽を聴いていたら、本体がいつの間にか消えていた
(途中で音楽が聴こえなくなって、おかしいなと思って確認したら、イヤホンだけが残っていたのだとか…泣)
いづれも私の友人や学校スタッフをしていたときに学生が遭遇したものです。
気付かないうちに一瞬の隙をついて盗まるので、その巧妙さに被害にあった学生はみんな驚いています。
カバンごと盗まれる
日本でもあるような強引にカバンを奪うようなひったくりもありますが、フィリピンでは以下のような状況もあります。
どういう状況かというと、お酒を飲みに行ったときです。
アルコールが入るとどうしても警戒心が弱まります。
その隙を狙っている人は見逃しません。
荷物の管理が甘くなったり、眠たくてウトウトしているとカバンごとあっという間に持っていかれます。
複数人でお酒を飲みに行っても、ひとりになったほんのわずかな隙を狙われます。
盗難にあったときの対処法
実際に盗難被害に遭ったらどうすればいいのか。
被害を最小限にするためにも落ち着いてひとずつ行動していきましょう。
スマートフォンの停止
日本のキャリアと契約している場合、勝手に電話やインターネットを使用されてしまうと、あとから高額の請求が来ることになります。
各キャリアへ連絡し、スマートフォンの回線を停止させましょう。
カードの停止
カードを盗まれた場合には、こちらの停止も必要です。
放置したままにするとお金を使われてしまうのですぐにカード会社へ連絡しましょう。
ポリスレポートをもらう
ポリスレポートとは、盗難届証明書のことです。
盗難にあった地域の警察署に行き、ポリスレポートを発行してもらいましょう。
セブで盗まれたなら、セブ。
マニラで盗まれたなら、マニラです。
被害にあった地域でポリスレポート(盗難届証明書)をもらうことが重要です。
被害のあった場所以外での発行はできません。
また最近では、このポリスレポートを受け取るのが困難と言われています。
このポリスレポートを利用して、不正に保険会社からお金を騙しとる人達がいるからです。
警察署でポリスレポートを貰えなかったと学生も実際にいました。
逆にジュースをご馳走して、警察官の機嫌をとってポリスレポートを発行してもらえたという学生もいます。
フィリピンとは、そんな国です。
保険会社に連絡する
契約している保険会社に連絡し、保険金受け取りの申請方法などを確認しましょう。
海外保険に入っていない場合でも、3ヶ月以内であればクレジットカードの付帯保険で保険金を受け取れることもあります。
盗難から身を守る方法
- 貴重品をポケットに入れない
- お財布には、使うお金だけを入れる
(大金、カード類は持ち歩かない) - 人前でスマートフォンやお金をさらさない
- 荷物を置きっぱなしにしない
第一に、被害に遭わないよう予防すること大切です。
ちょっとした隙を見せることが被害に繋がります。
フィリピンだけでなく、海外で生活するときには大事なことなので覚えておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
フィリピン人の1ヶ月の収入は、約10,000ペソと言われています。
スマートフォンを売れば1ヶ月以上家族を養えるお金を得られることになります。
そのため、iPhoneはよく狙われます。
また、警察に盗難届けを出したからといって、盗まれたものは戻ってきません。
お店ですぐに転売されてしまいます。
持ち物の管理には、しっかり気をつけましょう。