皆さん、ご存知でしょうか?
フィリピンにも日本のように成人式があることを。
フィリピンでは、女性が18歳の誕生日を迎えるときに盛大に祝う「デブー(debut)」があります。
以前、友人塾ファミリーのアリサが18歳の誕生日を迎えるので、その準備の裏側をご紹介しました。
そして今回は、その続編!
成人式「デブー」の当日のことをお伝えします。
しかし、友人塾では数ヶ月前から密かにある計画が進められていました…ゴクリ
まずは、アリサのことについて
私は、ママとペペと3人家族なんだけど、ママはドバイで働いているの。
ママと会えるのは、年に一度くらいで普段はペペと一緒に友人塾のすぐ近くのジャネットさんの家に住んでるわ。
今回のデブーにはママも参加して欲しかったけど、仕事があるから来れないんだってさ
そもそもデブーをする気がなかったアリサ
え、そうなの!?と思うかもしれませんが、
もともと本人はデブーのお祝いはしなくていいと断っていました。
フィリピンでは、デブーのお祝いを行うことは決して一般的ではありません。
会場や食事の準備に掛かる費用は、全て自己負担です。
金銭的に余裕がないとできないため、アリサはそのことを気にしていました。
しかし、一生に一度の大事なイベントだから気にせずやりなさいと
友人塾オーナー夫妻がアリサの背中を押してくれました。
数ヶ月前から密かに準備していたこと
そう!ふたりにはその日まで黙っていました。
ドバイからお母さんがやって来ることを。
デブーには必ず参加したほうがいいとオーナー夫婦がアリサのお母さんを説得し、
この日が実現しました。
あまりの嬉しさにお母さんを全身で抱きしめるアリサ。
周りにいた私たちもこの光景にはジーンと来ました。
そのとき、滞在していた学生にも協力してもらい、アリサへのサプライズは大成功となりました。
デブー当日の様子
そして、いよいよデブー当日。
会場には100人を超える家族、親戚、アリサの友人が集まりました。
一体、アリサがどんなことになっているのか楽しみです。
そして、お待ちかね主役の登場。
フ、フーアーユー!?
真っ赤なドレスに身を包んだアリサ。
フィリピンメイクでこんなに大人っぽくなるとは!
隣のぺぺは、フィリピンの伝統衣装バロンで格好良くキメています。
お母さんは、安堵の表情。
娘にデブーのお祝いができること、
そしてここに家族三人が集まれたことの意味は大きいです。
最初に、お母さんのスピーチから式がはじまります。
アリサの嬉しそうなこの表情!
こちらまで伝わってきます。
そして、ここからはアリサに関するクイズ大会!
「アリサのニックネームはなんですか?」
「ハイハイハーイ!!答えは、サイです!」
ジャネットさん、見事正解!!
景品は、フィリピンのチョコ「goya」をゲット。
デブーでは、とにかくプログラムが満載!
ビデオレターや幼少期から今までのムービー鑑賞、そしてダンスなど。
続いては、アリサと関わりの深いひと18人による代表スピーチ。
こちらの写真は、友人塾の小さな英語の先生、ミユキが堂々とスピーチしているところ。
4歳児とは思えぬ、立ち姿。
もちろん、このスピーチには友人塾オーナー夫婦も参加。
アリサのお母さんがドバイにいる間、ジャネットさんがフィリピンでは母親代わりです。
アリサの成長には、人一倍いろんな思いがあります。
同様に、オーナー大石さんもアリサが小さな時からずっと一緒にいます。
今回のデブーをアリサに勧めたのは、大石さんからでした。
彼氏をうちに連れてこないで欲しいと、
わざと男性テーブルを睨みながらのパフォーマンスには会場爆笑。
なんとも大石さんらしいです。
最後のプログラムの締めくくりは、社交ダンス。
男性18人から一輪ずつバラをもらい、ひとりずつ踊ります。
友人塾ファミリーのテリー。
いつもアリサに冗談を言って、全力で叩かれている姿は本当の兄妹のようです。
ここまで遠慮なく付き合える関係って、ある意味すごい。
またまた大石さん登場。
アリサの父親だと思って、今日まで接してきました。
なのでこの時も踊りながらズンズンと男性テーブルに接近し、無言のアピール。笑
実は、この日を一番楽しみにしていたのは、大石さんかもしれません。
あの日、サプライズでアリサのお母さんが登場したとき、
遠くから何も言わずじっと見守っていたのは大石さんでした。
この日を最高の形で迎えられたことは、アリサの周りにいる家族にとって、本当に嬉しいことです。
そんな家族の絆が感じられる特別な一日でした。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
フィリピンの伝統的な成人式「デブー」をご紹介しました。
近くにいて感じたのは、日本の成人式とは違い、家族や友人への思いに溢れていることです。
あぁ、こんなにもお互いのことを思い合っているんだなと。
それを感じられるのがデブーというお祝いなんだと思います。
まずは、私のことについてちょっと話していいかしら。