今回は、ロータリークラブとヘロナ市が協同で行った植林ボランティアツアーの様子をお伝えします。
このボランティアには、インターンプログラムで友人塾に滞在していた学生も参加しました。
このような活動は、友人塾のオプションのひとつ、ボランティア活動として一般の方にも提供しております。
ヘロナ市とは
ヘロナ市は、ターラック州にある17の町のひとつにあたります。
町の中はゴミが落ちておらず、非常にキレイです。
そんなの当たり前では?と思うかもしれませんが、それを徹底できている地域は数少ないです。
残念ながらフィリピンでは、ゴミのポイ捨ては当たり前のように行われています。
フィリピン人にとっては、ゴミを捨てる行為に悪気はありません。
息を吸うように自然なのです。
親がポイ捨てするのを見て、子ども達も真似をする。
それだけのことなのです。
ヘロナ市では、ポイ捨ての取締が非常に厳しく、違反した場合には罰金が科せられます。
また、警察が街中で巡回しているため、管理が徹底されています。
このような取り組みが積極的に行われるようになったのは、市長が変わってからのこと。
市長のカラーがそのまま街に反映されます。
植林ボランティアの様子
なんと友人塾を出発したのは、朝の5時。
まだ辺りは真っ暗です。
フィリピンの朝は早いと言いますが、ここまでとは…
高速道路を利用し、あっという間に20分でヘロナ市役所に到着。
すると、市役所の職員さんから衝撃の言葉を告げられました。
フィリピンでは、予定通りにいかないことは多々あります。
しかし、その時間の大幅な変更は事前にもうちょっと調整できたのでは…
仕方がないので、車の中で2時間眠りにつきました。
それでは、気を取り直していざ出発!
植林を行う森まで車で30分移動します。
人里離れた場所までやってきました。
周りには田んぼが広がっています。
森の中へは、一人ずつ苗木を持ち、徒歩で移動します。
残念ながら、その道中の様子は、写真に収めることができませんでした。
それはなぜか。
これって道ですか?という道をひたすら歩いていたからです。
途中、ぬかるみや険しい道に遭遇し、写真を撮る余裕がありませんでした。
ここでは、フィリピン人の身体能力に驚かされました。
どんな道だろうが全くひるまない。
サンダルでズンズンと前に進んでいきます。
そんな私たちは木に引っかかったり、ぬかるみに足を取られたり…
最終的に、予定していた植林の場所まで進めないと判断し、途中で植林の場所を変更することになりました。
前日に降った雨の影響で道の状態が悪くなっていたようです。
それでも30分間、森の中を歩きました。
これから植える苗木たち。
フィリピンで木がちゃんと育つのは難しいと現地の人は語ります。
フィリピンは雨季が長く、また台風の影響により、無事に半年後も1年後もそこでスクスクと育つ保証はないそうです。
自然に負けないようにと願いを込めて、ひとつずつ丁寧に植えていきます。
気持ちのいい汗をかきながらの作業。
友人塾オーナーの大石さんも学生と一緒に木を植えます。
友人塾では、地域とともに共存し、貢献することを大事にしています。
そのため、ボランティア活動を積極的に行っています。
オーナーの大石さんと奥さんのジャネットさんがロータリークラブに参加したきっかけも、地域への継続的な支援を行いたいという思いからでした。
そういった機会をいろんな人に届けたいとふたりは考えています。
ヘロナ市長との食事会
無事、植林を終えた後は、ヘロナ市役所で少し遅めの朝食を頂きました。
メニューは、ザ・フィリピン料理。
学生たちは、興味津々です。
いやー!
一生懸命、作業した後のご飯の味は格別!
朝早く起きて、ひと仕事終えた達成感が伺える表情です。
最後は、ヘロナの市長さんと記念撮影。
今回の植林ボランティアには、徳島県から鴨島ロータリークラブの皆さんも参加されました。
ターラックまで遥々、来て頂けるとは感激です。
皆さん、お疲れ様でした!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、ロータリークラブとヘロナ市が協同で行う植林ボランティアツアーの様子をお届けしました。
ひとつひとつ植えた小さな苗木が、数年後には大きく立派に成長していることを願うばかりです。
友人塾では、より多くの方に現地でのプラスαの体験を提供したいと考えています。
是非、滞在中に参加してみてはいかがでしょうか。